RSウイルスワクチン(アブリスボ)について

2024年5月31日から日本全国でRSウイルスに対する母子免疫ワクチン
「アブリスボ®筋注用」が発売になりました。
生まれてくる新生児と、妊婦さんへの必要性から取り扱いを開始いたします。

アブリスボとは

アブリスボは、妊婦さんに接種して母体のRSウイルスに対する中和抗体価を高めて、その抗体が胎盤を通して胎児に移行することで、出生時から乳児のRSウイルス感染、感染による重症下を予防する母子免疫ワクチンです。
母体でできた中和抗体が胎盤を通して胎児にわたることで胎児もRSウイルスへの免疫を獲得します。
臨床実験で妊娠28週から36週の間の摂取で有効性が高くなることがわかっているのでこの期間付近に接種します。
発症予防効果は50%、重症予防効果は80%です。

対象は?

妊娠28週~36週の妊婦さん

投与方法は?

0.5mlを1回、筋肉注射します。

安全性は?

非投与群と比較して、報告された有害事象の発現率は同程度であり、安全性の懸念は認めませんでした
日本以外ではすでに投与が行われており、2023年8月にアメリカ食品医薬品局(FDA)から承認を取得、2023年9月に米国疾病管理予防センター(CDC)の推奨を受けています。また、EUでは2023年8月に欧州医薬品庁(EMA)から承認を取得しており、世界的にも安全性が確認され一般的に使用されているワクチンです。

価格は?

33,000円(税込)

接種の予約について

お電話または診察時にご相談ください。

接種ご希望の方は事前の予約が必要です。

6月17日(月)より接種を開始致します。

このエントリーをはてなブックマークに追加